Unlock yourself. 自分を”アンロック”せよ

津波から奇跡的に生還した”禅僧”の「自分をアンロック」するブログ。

笑って生きる自由を謳歌しよう

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人間の可笑しさ

いよいよあと数時間で今年が終わる。

しかし、同時に新年が始まることを知ってる私たちは

今年が終わることに寂しさは感じるけれど

恐怖を感じることはない。

 

でも、自分で作ったしくみでありながら

やはり寂しさを感じてしまうのも

人間の哀しさであり、可笑しさなのだ。

 

美しすぎる街

私の妹が青年海外協力隊で赴任した美しい国、シリア。

彼の国では

今夜も空爆の下で一夜を明かす家族が

一体何組いるんだろう。

 

私がシリアを訪れた15年前は

平和で、本当に美しい国だった。

人々は穏やかで人懐っこく

故国を離れ1人暮らす妹を

家族のように大切にしてくれた。

 

彼女の住んでいた街ホムスは

冗談好きな街として知られていて

ホムスに住む人がいかに間が抜けていて面白いかを

たくさんのネタにして笑って暮らしていた。

 

そう。

笑って暮らしていた。

 

豊かで穏やかな国。

笑って暮らす人達。

 

そこは、美しすぎる国だった。 

夢、とはなんだろう

ひそかに連載している地元のフリーペーパーに

「夢を持つこと」という内容の質問に答えた。

 

夢を持つこととはなんだろうと言葉を選んでいるうちに

夢を選ぶ、ということが

世界中の多くの国とって

多くの愛おしい友人たちにとって

「夢のような話」だと、気づいてしまった。

 

夢を選ぶなんて、なんて夢の様な話だろう。

 

私はそこでキーが叩けなくなってしまい

尻切れトンボのような記事で

それを終わりにしてしまった。

 

(参考:過去記事)

satoryoki.hatenablog.com

 

イブン・バットゥータ

妹が下宿している家の家族に

私は旅が好きだ、と伝えると

「イブン・バットゥータ!」と驚きながら喜ばれた。

 

なるほど、イブン・バットゥータか!

 

14世紀にアフリカから中国まで(!)旅をした

アラブ世界を代表するのはもちろん

世界史上もっとも偉大な旅行家とされる。

もちろん、そんな彼の足元にも及ばないが

それ以来、自己紹介するときに

「日本のイブン・バットゥータです」と言うと

誰もが喜んでくれ、一緒に笑いあった。

 

そう、何度も笑いあった。

 

(参考:過去記事)

satoryoki.hatenablog.com

 

笑って生きる自由を謳歌しよう

どこに住んでいようと

何をしていようと

笑って生きる自由が、私達にはある。

 

私が生きてこれを書き

あなたが生きてこれを読む。

 

たったそれだけでも奇跡のようなこと。

 

どうせ生きるのなら

笑って生きる自由を存分に謳歌したい。

誰に恥じることなく大声で

自由の歌を歌う子どものように。

 

何をしたっていい。

何をしなくったっていい。

 

笑っていたい。

笑っていてほしい。

 

笑って生きる自由は

この手の中に、いつもあるのだから。

 

Unlock yourself.

Unlock your Happiness.

 

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地図を捨てよ、旅に出よう

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あこがれた、旅

バックパッカーだった1990年代、いろんな旅のスタイルに憧れたものだった。5年6年と長い旅を続ける人や、コンビニ袋ひとつで旅する極端なミニマム旅人。中でも私が惹かれたのは「ガイドブックを持たない旅」だった。

スマホとネットがこれだけ普及してしまった昨今では想像しにくいことだけれど、未知の国に旅するにあたってやはりガイドブックは持っていく方が私にとっては安心だった。だからこそ、「ガイドブックを持たない旅人」もっと言えば「地図を持たない旅人」に、憧れていたのだ。

 

次の旅を妄想するのにも、ガイドブックはとても重宝した。あの国に行ってこんな街に行き、こんな遺跡や店を尋ねる。宿はホテルにしようかゲストハウスにしようか。その妄想が旅のまた別の楽しみだった。机の上に広げた地図を読むだけでも、その街の様子や生活音、人々のざわめきが聞こえるような気がした。

 

しかしいざ彼の地に行ってみると、ガイドブックをあてにして歩くのが妙に恥ずかしく感じてしまう。ガイドブックを持ってる人より持たない人のほうが「偉い」と思ってしまうものなのだ。だから私はガイドブックの市街地地図だけ引き裂いてポケットに入れて持ち歩き、いかにも「ガイドブック?トーゼン持ってませんよ ┐(´д`)┌ヤレヤレ」的な雰囲気を醸し出すのに余念がなかった(笑)

 

(参考:過去記事)

satoryoki.hatenablog.com

 

”読みたい”が”読める”を圧倒する

今、縁あって仏教に関わる”なりわい”を務めているけれど、正直言って「仏典」や「お経」に私はそんなに詳しくない。「〜って言葉は…って文献に書かれている」的な話がとても苦手だ。勉強や書物を読むのも好きだけれど、やっぱりどうも遊んだり人と会って話たりするほうが好きなのだ。

それに、読みたい本はいっぱいあるけれど、ともかく読みきれない。読みたい本の量が、読める本の量を圧倒的に凌駕してる。もう、そこは諦めつつあるんだけれど、きっと死ぬまで読みたい本があり、学びたいことがあり続けるというのはなんて幸せなことだろうと思う。薪小屋に焚ききれないほどの薪が積んであるように。

 

 (参考:過去記事)

satoryoki.hatenablog.com

 

地図を持たない旅人

結局私は、ガイドブックを持たないで旅をするのが好きで、なんなら地図も持たずに旅をするのに憧れている。きっと、私はそんなふうに生きたいのだろうと思う。ガイドブックを読んで旅に思いを馳せるのもいい。でも、旅をする時間は、刻々と過ぎ去っていってしまう。だとすれば、ガイドブックや地図を眺める時間より、旅をしたい。地図を眺めて旅を思うのではなく、旅そのものを愉しみたい。

 (参考:過去記事)

satoryoki.hatenablog.com

 あなたが旅をするように、あなたは生きる

誰が言ったか知らないが、「旅は人生に似ている」なんてことを言う。いろんな旅の愉しみ方があっていい。でも私は、地図を持たず、行く先も決めず旅することが、一番好きだ。そんな旅こそが、最も面白く、最も感動し、最も”人と出会い”そして”自分と出会う”旅なのだ。

私は、私が好む旅のように、人生も生きていくのだろう。

 

地名の由来や特産品、気候や人気スポット。

そういうのは他の誰かに聞いて下さい。

 

私は旅をしよう。

旅を愉しもう。

 

地図を捨てよ、旅に出よう。

 

Unlock yourself.

Unlock your journey of life.

 

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ときには、恋愛がしたい

 

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胸を焦がす

「リョーキさんって、男って感じがしないですね〜」

最近、2度ほどこんなことを言われた。

オレも達観の境地にたどり着いて、男女のゴタゴタ

嫉妬や執着、愛欲や色欲から卒業だ…

 

んなわけない(笑)

 

男として見られないっていうのは

「カッコつけた坊さん」的には嬉しいかもしれないが

 

正直言ってショック!

 

(T_T)

 

君の名は

巷で大変人気のあるらしい「君の名は」も

まだ見ることが出来てない。

 

しかし先日、カーラジオから

「君の名は」の主題歌であるらしい曲が

日に三度も流れてきた。

 

心が身体を追い越してきたんだよ

君の髪や瞳だけで胸が痛いよ

同じ時を吸い込んで離したくないよ

遥か昔から知るその声に

生まれて初めて何を言えばいい

RADWIMPS「前前前世」歌詞 - ひきことり

 

恋愛をしているときの

胸を焦がすやるせない愛おしさが

 

珍しく私の動悸を、わずかに早めた。

 

うん、悪くない。

 

誰かをあんな風に狂おしく愛おしく

かけがえなく大切なものと感じることは

 

自分の細胞たちが理由もなく

生きたい生きたいとざわめいているようで

 

その事自体が

かけがえなく愛おしく感じる。

 

(参考:過去記事)

satoryoki.hatenablog.com

細胞のざわめき

テレホンカードを握りしめて

公衆電話に駆け込む夜。

 

西武新宿駅の出口での待ち合わせ。

 

バイト先のロッカーに貼り付けられた

秘密めいたメッセージ。

 

首都高速から二人で見た東京タワー。

 

いくつもあるそんな瑞々しい瞬間の

細胞の”ざわめき”が

懐かしくも愛おしい。

 

不倫をしようとか、そういうことではなく

 

あの「細胞のざわめき」は

私の”生きる喜びのようなもの”の

確かな感触として残っている。

 

もしかしたらそれは、

まだひっそりと

微振動を続けているのかもしれない。

 

恋愛は、いいなあ。

 

君の名は、見ようかな。

 

Unlock yourself.

Unlock your romance.

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