Unlock yourself. 自分を”アンロック”せよ

津波から奇跡的に生還した”禅僧”の「自分をアンロック」するブログ。

大分・善隆寺法話と熊本訪問②

 

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一年前の今日

今回善隆寺さんに呼ばれたのは

熊本地震から一周忌法要というご縁で

私と、東北の経験してきたことを話してほしいということだった。

法要がおわり

友人の自覚大道さんに車を出してもらい

大分から熊本へ向かった。

 

一年前、熊本地震が起こった時

誰よりも胸を痛めていたのは東北の人たちだったと思う。

同じ恐怖、同じ痛み、同じ悲しみ

分かるからこそ何かしてあげたい。

でも熊本まで行くことが出来ないという

悲痛な声を何人も聞いた。

僕もその一人だった。

 

(参考:過去記事) 

satoryoki.hatenablog.com

 

益城町のご夫婦

①にも書いたように

善隆寺の夜の法話に友人の小田原真理子さんが駆けつけてくれた。

しかも

彼女は熊本地震の被災者であり、

もっとも被害の大きかった益城町のご夫婦に

2時間半かけて送ってもらってきたのだ!

法話が終わったあと

そのご夫婦と私と小田原さんと、善隆寺の自覚さんとで

東北のこと、熊本地震のこと、生きること

善隆寺さんが用意してくれた手作りの「だんご汁」を頂きながら

とても親しく話をした。

明日、熊本へ行くことを伝えると

ぜひ案内させてほしいと申し出てくれた。

 

出水神社と九州曹洞宗青年会

自覚さんの車で熊本へゆくと

ご夫婦と出水神社で落ち合った。

出水神社は細川家藩主を代々祀る神社。

(私の地元である岩手県保呂羽神社とは

深いご縁があるのですが、それはまた別の機会に。)

出水神社で皆で熊本、そして東北の復興祈願をして頂き

そのすぐとなりにある九州曹洞宗青年会の

会長を務める玄宅寺さまにご挨拶に訪問。

九州曹洞宗青年会は、熊本地震でも組織的に

瓦礫撤去、炊き出し、行茶(傾聴)活動などを行っているのを

FBで見聞きしていた。

若い僧侶が、被災者のそばへ足を運ぶ。

自分が行けない分、とても心強く、ありがたく思っていた。

青年会長であり、永野英寿副住職さんは、

はにかみながら爽やかに迎えてくれた。

東北の皆の気持ちと言うにはあまりに少ないけれど

支援活動への寄付をさせていただいた。

(そして世界で流行りつつあるコラボ合掌をしたww)

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背負っていた荷物

益城町のご夫婦は、お昼ごはんをごちそうしてくれただけでなく

紙袋が破けそうになるくらいのお土産を

私の手に持たせてくれ、空港まで送ってくれた。。。

被災地に来て、被災者にお世話になるパターン。。。

これは東北に来たボランティアの多くの人が口にする

「自分のほうが元気をもらい、ありがたさに奮い立つ」

そんな出会いだった。

 

出水神社へのお参り。

青年会長の爽やかな姿。

ご夫婦とのあたらしい友情。

一年前に、東北の友人たちと一緒に背負った荷物が

少し軽くなった気がした。

 

自分は時々無力だなって思うけれど

それでも、生きてるって

 

生きてるって素敵だなって思う瞬間が、たくさんある。

 

Unlock yourself.

Unlock your life.

 

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【 佐藤良規 】

*「津波で生き残った僧侶のほんとうの話」

 「生きていることの奇跡」

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 「被災地で知ったほんとうのグリーフケア

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嬉しいから人はつい動いてしまうのだ

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奇跡のダブル満開

おかげさまで第3回目の天神さまのお花見マルシェも

盛況のうちに終わった。

ちょっと春冷えしたこともあって

なんと梅と桜がダブル満開で当日を迎えた。

お花見イベントとは言え

本当に花が咲いてくれるかどうかは

日取りの時点ではわからないから”のるかそるか”。

ことしは大当たり!

にもまして

関係者の皆様には本当に感謝の気持ちがあふれる。

 

ありがとうございました・・・・・・・・・(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

 

地元の”おんちゃん達”が

マルシェの片付けが終わり

一足先に反省会をはじめているはずの

地元の”おんちゃん達”の待つ公民館へ向かう。

私がふすまを開けて中に入ると

「ご苦労さま❢❢」と

大音量で迎えてくれた(笑)

口々に「楽しかった」「もっとこうしないとな」

そんな言葉が聞こえてくる。

そしてなにより

いつもはそれなりに寡黙でそれなりにシャイな

東北の”おんちゃん達”が

ほんっっっっっっっっとうに楽しそうに!

最高の笑顔で笑いあっていた。

 

(参考:過去記事) 

satoryoki.hatenablog.com

 

嬉しいから人は動いてしまう

過疎化高齢少子化などが叫ばれ

田舎暮らしはとかく暗い話題が多いように思えるけれど

なんのことはない

嬉しい、愉しいがあれば

ひとはついつい動いてしまうんだな。

当たり前っちゃ当たり前だけど

すごく本質的なことを感じたマルシェだった。

 

あ、そうか。

 

自分もこんな”おんちゃん達”の喜びようが嬉しくて

マルシェやってるんだ(笑)

 

Unlock yourself.

Unlock your laugh.

 

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大分・善隆寺法話と熊本訪問①

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”ざびえる”

永平寺の同級生であり、一緒に

東日本大震災で活動した仲間である

自覚大道さんのお寺、善隆寺で

春季法要の法話をさせていただいた。

 

大分空港に着いた途端

「ざびえる」

というお菓子の看板に、あぁ、異国に来たのだなと

旅情を掻き立てられた(笑)

 

善隆寺さんは

仕事や農業に携わる檀家さんのため

午後と夜の2回の法要を行っている。

よる7時半からの先祖供養は昼間とは違った

なにか厳かさの中にも親しさの感じられる

とてもいい雰囲気だった。

生きているからこそ会える

震災の体験を通じて、こうしてこの場で

生きて相見えるありがたさを

自覚さんとの対話形式でお話した。

僕にとっては

こんなかたちで多くの方に出会えること自体が

あの時助かって、今生きていることの証拠で

ほんとうに本当に嬉しくありがたいことなのだ。

(参考:過去記事) 

satoryoki.hatenablog.com

 

最後はいつものように「ハグ」で締めようと

思ったが、皆様の年齢を考慮して

みなさんと握手して法話を終えようとした。

 

するとその中で何人もの方が

ぐっと強く握り返してくれたり

いつまでもいつまでも手を握ってくださったり

大分まで来てよかった、としみじみ思えた。

(泣きそうになった。。)

 

ご縁という有機ネットワーク

夜の部には

たまたま?熊本に来ていた

友人のダンサーの小田原真理子さんが

熊本地震の被害者でもあるご夫婦に送迎され

善隆寺に駆けつけてくれ、

仏前で舞を奉納してくれた。

 

真理子さんと僕が話があうのは

お互い「ご縁」という有機ネットワークに

お世話になり倒したという原体験があり

だからこそ心からあたたかい信頼をしていて

そのご縁に「生かされる」「往かされる」ことを

楽しみつつ感謝しているところかもしれない。

(参考:過去記事) 

satoryoki.hatenablog.co

悲しみから大いなる循環へ

いつもながら、真理子さんの舞には

言葉にならない感動を覚える。

 

しかしあえて言うならば、

悲しみが悲しみの精霊としてそこにあらわれ

その場にいる僕達と感応し合うことで

”悲しみの精霊”がメタモルフォーゼして

”大きな循環の精霊”となって

「大丈夫だよ」と微笑んで

虚空へとかえってゆく。

そんな舞なのだろうか。

 

皆さんも舞に見入って、

喜んでくださったようだった。

善隆寺の皆様、ご縁のあった皆様

ほんとうにありがとうございましたm(_ _)m

Unlock yourself.

Unlock your life.

(②へ続く)

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