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Unlock yourself. 自分を”アンロック”せよ

津波から奇跡的に生還した”禅僧”の「自分をアンロック」するブログ。

夕日の下に朝があり、そして僕は優しくなれる

球体としての世界 最近、何やらタイに行きたくなっている。タイは初めて体験した海外の地だから、初恋に似た淡い未練のようなものがいつもある。なんだかんだと口実を付けては20回ほど彼の地に足を運んだけれど、ますます未練がましくなるばかり。 思えば海…

あなたの「いのちの灯火」を灯せ

3月が消えてなくなればいい 3月が近づいてくる。これはどうしようもないことだけれど、東日本大震災という大きな十字架を背負った東北の私たちにはどうしても心苦しい季節だ。幸い、わたしはテレビを見る習慣がないからまだマシだけれど、世の中が3月11日に…

聞かせてほしいのは、あなたの旋律なのだ

格好のいいお坊さん、わるいお坊さん 印象的な、2つの現場に居合わせた。ひとつはある「格好のいいお坊さん」。ある若い僧侶の法話。これはしんどかった。若いが経験値の高い、彼。挨拶から法話の内容まですべてあるフォーマットに則ったお話の組み立てでま…

自分の「慈悲」を恐れるな。

ガソリンスタンドへの伝言 先日、いつも給油するガソリンスタンド(GS)に立ち寄ったときのこと。GSの若い男の子が私の顔を見るなり、ちょっと驚いた顔をしてこう言った。 「あ、おしょさんこの前、だれかおばさん助けませんでした? うちのお客さんでね、こ…

父が、大好きだった。-Vol.2-

仏頂面 私にとって父は、厳しくてけして愛想のいい人ではありませんでした。そう、思い込んでいました。どちらかと言えば、仏頂面の人だったと記憶しています。でも、改めて思い出してみると、どうもそうでもないんです。 夜の本堂で遊んだことや、父の背中…

父が、大好きだった。-Vol.1-

まさかこんなに早く 私たちは葬儀などいわゆる仏事を通じて、多くの喪主・遺族に出会います。亡くなった方がたとえ85歳であろうと92歳であろうと殆どの場合、ご家族はこう言います。 「まさかこんなに早く逝ってしまうとは思わなかったんです…。」と。誰…

これからはペイ・フォ○○ト

ギフト経済? ギフト経済に関する記事や本をいくつか読んだ。耳慣れない言葉だけれど、要は与え合うことで社会が豊かになってゆく、というもの。D最近このカラクリにずいぶん自覚的になってきた。仏教でも「布施(与えること)」という修行があるが、この修…

Don't mind 瞑想のススメ?

マインドフルネス瞑想の大流行? 昨今、マインドフルネス瞑想が流行っているらしい。 名のある大学の教授さん達も こぞってマインドフルネスを謳うセミナーや フォーラムを開いているようだ。 つまりはもっと前から瞑想について研究や実践を していた人たち…

ピストルズを額縁に入れるな

衝動という信仰 自分が青春を過ごした時代に聞いた音楽が、自分の情動に影響していると考えるのは不思議ではない。その音楽を生み出した時代の空気を共有していたとも言えるし、その音楽を産んだアーティストの情動をミラーリングしたのかもしれない。いずれ…

日々に、「余白」を増やそう

「飛躍の年」は、飛躍しすぎ? いつも購読している、あるブログを読んで 正月早々笑わせてもらった。 この書き手の方は本当にセンスがいい。 以下、引用(笑) かつては手段だった「飛躍」がいつの日からか目的化し、何かを成し遂げるための飛躍ではなく、「…

笑って生きる自由を謳歌しよう

人間の可笑しさ いよいよあと数時間で今年が終わる。 しかし、同時に新年が始まることを知ってる私たちは 今年が終わることに寂しさは感じるけれど 恐怖を感じることはない。 でも、自分で作ったしくみでありながら やはり寂しさを感じてしまうのも 人間の哀…

地図を捨てよ、旅に出よう

あこがれた、旅 バックパッカーだった1990年代、いろんな旅のスタイルに憧れたものだった。5年6年と長い旅を続ける人や、コンビニ袋ひとつで旅する極端なミニマム旅人。中でも私が惹かれたのは「ガイドブックを持たない旅」だった。 スマホとネットがこれだ…

ときには、恋愛がしたい

胸を焦がす 「リョーキさんって、男って感じがしないですね〜」 最近、2度ほどこんなことを言われた。 オレも達観の境地にたどり着いて、男女のゴタゴタ 嫉妬や執着、愛欲や色欲から卒業だ… んなわけない(笑) 男として見られないっていうのは 「カッコつ…

あなたの使い方は世界が決める

正直に生きる怖さ 自分に正直に生きるというのは 何か反射的に身構えてしまうような どこか恐怖感がある。 その恐怖感をよく見てみると それは「恥ずかしさ」と言い換えられる。 そしてなぜ恥ずかしいのか?と 落ち着いてよく考えてみると どうも「自分を否…

”ヴァルネラビリティ”をアンロックせよ

ヴァルネラビリティ? このヴァルネラビリティ-vulnerability-という 耳慣れない言葉を初めて聞いたのは、 たぶんTEDだったと思う。 同じ言葉を6月にサンフランシスコで メンター2人の口から、マインドフルネスや コーチングのキーワードとして教えてもらっ…

世界の、至るところに希望がある

【僕らは、太平洋でつながっている】 昨年6月にポートランドに行った際たまたま尋ねることになった”日本庭園”で たまたま出会った内山さんと、 津波で流され、ポートランドに流れ着いた 「笠木」の物語。 その「笠木」がついに八戸に帰り着いた。 内山さん…

過去とは違う未来を、選べる自由がある

広州のマックとフレンドシップ 20年前、バックパッカーの大学生だった時。 中国は広州のマックで中国人の大学生と出会った。 どちらともなく話しかけ、 同じ年代であることもあり 色々な話をした。 ふと、 なりゆきで戦争の話になり お互いちょっと気まずく…

取り繕ったら、すぐに潰すぞ

法要はいい。打ち上げに来い。 先日、お世話になっているあるお寺の お盆のお祭りに呼ばれて参加してきた。 お祭りと言っても、そのご住職からは 「法要なんかはこなくていい。 なんなら打ち上げにこい。」 と、不可解な御案内を受けていた(笑) 自分をさら…

真っ黄色でプルプルの、「かまぼこカレー」が最も美味しい理由

役得 私たち坊さんの「役得」の一つに 「お別れの言葉」を聞くこと、がある。 形式張ったものが多い弔辞に比べ 主に遺族の若い世代、 故人の孫やひ孫が読むケースが多い、この 「お別れの言葉」。 若い人が書いて読むからこその 不器用でたどたどしく そして…

我々は「踊る」ということを侮っていたのかも知れない

何が”まちづくり”だ。 ある友人のFBの投稿に はっとさせられた。 「盆踊りもしないで、なにが”まちづくり”だ」 。。。 これにはちょっとやられた。 うちの地区は推定50世帯。 以前は地区の公民館で「盆踊り」をしていた。 子供心に、楽しみにしていたもの…

生きるのが怖くないの?

Sさんへの返信 生きるのが怖い、わかります。 うん。俺も怖い。 でもね、生きることの怖さより 「死」の現実がね、恐ろしかった。 「死」の恐怖って、「死ぬこと」が怖いんじゃない。 「人生を生ききらない恐怖」だったんだ。 津波に遭って以来 海はそれほど…

中学生とフラッシュバック

ジェダイ現る先日、ある中学校で講演をさせてもらった。社会人を講師に迎えて、生徒たちにより広い世界を知ってもらうという企画だそうだ。実は、私の思っていたよりも子どもたちはとっても素直で突如学校という日常に現れた「ジェダイ」のようなお坊さんを…

名前を変えすぎた結果…。

マインドフルネス・ラプソディ マインドフルネスが流行っている。 震源地の北米はもちろん、というか そりゃまあそうだろうと思うけれど 地図にもだだっ広い空白として記載される 私の住むこの岩手県の片田舎でも 「マインドフルネスを保健師に勧められた」 …

名前を変えました。

リ、イョーキ? 海外に行くと、”名前”で困ることがある。 僕の名前の”リョーキ”は、 英語圏の人にとって ずいぶん発音しにくいようなのだ。 何度も言い直させるのもあまり楽しくないので 去年ぐらいから”旅行名”を使うことにしている。 「旅行中限定の、名前…

いい大人が。

いい大人が 「私、”佐藤道子(仮名)”って言う人間が、 本当は何をしたいのか、初めて向き合っています…」 先日、ある昼食会に参加したとき その50代の(と思わしき)女性が、そう言った。 他の「大人」が ”それなりに””それなりの事を”話す中で 彼女はひ…

叱られたら、叱られて、そして忘れろ

ガラスを全部割った 僕は小さい頃、野球が大好きだった。 野球が好きというより、 「モノを投げること」が、好きだった。 小学2年生の頃 小石を投げるのが好きでたまらなかった僕は うちのお寺の”物置のガラス”を 小石で一枚残らず割った! 怒られる!という…

私の「かめはめ波」は、あなたの元気玉

やはり、彼はそこへ 今日の夕方のNHKに、彼が出ていたそうだ。彼は日本在住のムスリム。東日本大震災以来、自分の商売そっちのけで支援活動に東奔西走している。その彼が、やはり熊本に行き炊き出しをしていた。 4日間。私は熊本の震災のことを「見て見ぬふ…

【現実的に、最も効率のいい物資支援!】

【熊本周辺の方にぜひ伝えてください!】 【東日本大震災で実証済み。当事者より】 あの時「一番役に立った物資の支援方法」を 今のうちにお伝えします。 熊本に居る方にシェアしてほしいです。 【【【 アマゾンほしい物リストを使う!! 】】】 これです! アマ…

今日という日は「”一年前の今日”の一年後」

リクルートスーツとバックパック 時間というトリック、のようなものに気がついたのは21歳の頃だったと思う。そのころ自分は「この目で世界を見てみたい」と、バックパックを背負って海外をほっつき歩いていた。一方、大学の同級生はリクルートスーツを颯爽…

オレもあいつも、大した事ないヤツ同士

老人ホームの憂鬱 カナダでワーホリをしていた時、英語の練習も兼ねて老人ホームでボランティアをしていた。(注:英語の練習に老人ホームでのボランティアは最高です)いわゆる受験英語の勉強以外、バックパッカーの”やっつけ英語”しか話せなかった僕にとっ…

アタリマエのことが、ちゃんと起きてる不思議

それは”訪れつつある” 今年はずいぶん梅が咲くのが早い。暖冬というのは本当だったんだろう。春彼岸の檀家参りをしていると、梅の木の場所によって咲き方に随分差があるのがわかる。日当たりの良い所はやはり早く咲き、日陰がちな木はまだ固くつぼみを閉じて…

”いのち”は巡り行きたがっている

釜石高校のセンバツ たくさんのメディアで語られていることだろうけれど、釜石高校のセンバツ出場には胸がアツくなった。岩手の、沿岸の高校というだけでも嬉しいのに、僕と釜石高校には別の”いのちのつながり”が、ある。 母さんがまだ行方不明のピッチャー…

私は、日本人ではなかった

パールハーバー ハワイでお世話になったSさんに案内されて、終にと言うかとうとうと言うか、パールハーバーへ行ってきた。19歳で初めて沖縄に行き、「ひめゆりの塔」で相当なショックを受けた私は、「戦争」というキーワードを無意識の引出しにしまい込み、…

「と、思う」を出て、青空のビーチドライブへ

なぜハワイで暮らすのか 世の中には二種類の人がいるという仮説を考えてみる。 一方は「と、思う」ひと。もう一方は「〜と、思うから、〜を、やってみよう」と進む人。前者は、実は私たちほとんどがいつも無意識にしているパターン。後者は、どちらかって言…

ひとつのイノチを生きていることを確かめるために、僕らはあがいている・2

シークレット 楽園最後の夕べは、お世話になった知人ご夫婦と一緒に、”シークレット”サンセットスポットでのピクニックディナーとなりました。東北産お米の”おにぎり”と、”ハワイで一番うまいハンバーガー”、そして安楽寺天満宮御神酒の梅ワインが使い込まれ…

ひとつのイノチを生きていることを確かめるために、僕らはあがいている・1

なぜ、それが楽しいのか 今回の旅は、ほんとうに楽しかったです。 たくさんの出会いがあって、多くの人が東北から私たちが来たことを喜んでくれました。一方で、主催してくれたナデシコクラブの皆さんの笑顔が素晴らしかった。そしてなにより、私たちが皆さ…

ハッピーであることがハッピーなのだ。

そんなはずないんだから 3月は東北にとってツライ月。世の中が一斉に「あの日を思い出せ!」と騒ぎ立てる。その日、東北にいないことが「罪悪」に感じるほど、それはそうなんです。私は個人的に「津波体験者」であるけれど「被災者」とは名乗りにくい。だけ…

「だって来てくださったんだもの。」佐藤初女さんの思い出。

Soft front, strong back. 10年以上も前になります。佐藤初女さんの出演する「地球交響曲第2番」の上映会を「世嬉の一酒造」さんを会場に何人かの有志で行いました。その上映会に初女さん本人にも来て頂き、交流させていただく機会を持つことが出来ました。 …

臨床宗教師が、必要だ。

被災地でのお坊さんの評価は… 先日、お子さんを津波でなくした父母の会に参加した時のこと。私も縁あってこの会に関わるようになり、はや5年目になります。しかしまだまだこの会に参加する日は緊張するし、終わったあとも反省しきりです。 この会を開催した…

「生きて、帰ってきて。」「うん。」

日常は人の世の夢 この会話は、ある夫婦の太平洋戦争へ出征する朝の会話ではありません。 私と、私の妻の今朝の会話です。 私は今日から数日出張に出ます。出張ですから誰にでもある日常的なことです。ですが、です。私は2011年の「あの日」の朝、こんな会話…

高齢者を「年寄り扱い」しないぞウチは

お寺マルシェとヨガフェス うちのお寺で、「おてらマルシェ」なるものを開催しました。これは友だちの「若い子たち」を実行委員会とした企画で、前からやってみたいと思っていたものでした。本堂では「ヨガフェス」と称して1時間毎に違ったヨガの体験レッス…

「親孝行」は、ヤメちゃっても大丈夫だよ!

*前々回の投稿が消滅してしまったのでキャッシュから復刻しました。内容は前々回と同じです。 タイトルだけちょっとポップにしました。 禊を終えた爽快感 先日の自分の「親の縛り」からのアンロックに、本当に開放された気がして何も書く気になれませんでし…

親不孝こそ、知られざる親の本望

親と子の因果 思った以上に前回の投稿には反応がありました。多くの人にとって「親と子の因果」は気づいていてもいなくても大きなテーマなのです。コトバが不十分で誤解や誤読を招くかもしれないという不安が僅かにありましたが、そもそもコトバとは不十分な…

親子の”絆”をアンロックした日

人生のラスボス 以前どこかで「人生のラスボスは”母親”だ」と、書いた記憶がある。その時はまだ本当に納得したうえでそう書いたわけではなく、結局は親との関係で「子」の人生は大きく影響されるだろう…そんな程度だった。 私は母親がとても苦手だ。 苦手だ…

みんなちがって、みんないい?

色とりどりの人生 先日、ある研修会に参加してきた。 そこには今まで会ったことのないような色とりどりの「職業」「生業」「生き方」の人の集まりだった。 研修会中も、ワークするというカタチで多くの人と話す機会に恵まれた。 バリバリのビジネスパーソン…

みんな誰かの愛する子供だから

24歳の未亡人 最近、99歳のおばあちゃん、Yさんの葬儀をしました。 Yさんが24歳、5歳と1歳の女の子を授かった矢先 彼女の夫が、戦死しました。 それ以来、女手ひとつで嫁ぎ先で 頑張って働いて働いて働いて 今の私たちの言う「苦労」とは まったく意味の違う…

「葬儀ファシリテーター」になりたくない”2つの理由”

アンロックな学び 先日、密かに師と仰ぐ方とお話した際に「型」についての話になった。 古武術において「型」の稽古が非常に大事なのだけれど、しかし生命の掛かった”実戦”で、「型そのもの」を使うことはない。「型」の稽古を繰り返し行うのは「その先にあ…

「いのちの不思議さに出会う」厳粛な”ワークショップとしての葬儀”

大きな誤解 ホスピスでボランティアしてたこともあり、葬儀や法事などの「宗教儀式」がもつ「心理的効果」に、私も関心があった。日本で一般的に行われているであろう葬儀から始まり初七日〜四十九日〜百カ日〜新盆〜一周忌〜三回忌という流れは、よく見てみ…

何もかも捨てて旅に出たとしても

海を泳ぐ魚に名前はない 前回の投稿同様、まだ「旅の身の上」で書いている。もちろん仕事がらみの「移動」に近いものであるけれど、日常生活の「場所」を物理的に離れてしまうことはココロにおいては「旅」といえる爽やかさがある。私は”どこの誰でもない”。…

僕らにはまだ「旅」がある

僕らが旅に出る理由 この文章は、東京行の新幹線で書いている。福島の雪化粧をした山並みが美しい。私自身、「旅」が好きだ。それはもう「移動が好きだ」と言ってもいい。 幼稚園の頃、やはり旅好きだったおじいさんおばあさんに連れられてよく「旅」にでか…