Unlock yourself. 自分を”アンロック”せよ

津波から奇跡的に生還した”禅僧”の「自分をアンロック」するブログ。

I don't care.

f:id:satoryoki:20151009082240j:plain知識 + 臨場感 →→→ 自分の変化

前回書いた「トラックの屋根の上で」について

もうちょっと書きたい。

とてもとても大事なことなので

もう少しだけ”臨場感”をもってもらいたい。

ブログなど所詮他人の(良規の)言葉。

でも臨場感を持つことで

擬似的に経験することになり

自分に変化をおこすちからになる。

かもしれない。

 

もちろん、私と同じように津波の当事者で

臨場感があると気分が悪くなる人もいるだろうから

そういう人は読まないでください。

 

satoryoki.hatenablog.com

 本当にそれは大事なのか?

想像してほしい。

今もしあなたが、トラックの屋根の上に立っていて

水没した街の、その水面に立っているとする。

その場面において

   ・・・

”あなたの嫌な上司”

”昨日言われた悪口”

”彼氏への不満”

”仕事のトラブル”

”お気に入りのマグカップを割ったこと”

”取締役という肩書”

”長男であること”

”女性であること”

   ・・・

これらは果たして本当に大事だろうか?

本当に?

あなたの”問題とすべき”

”頭を悩ますべき”

本当にことなのか?

本当に??

本当は…”どうでもいい”

さも重大問題のように思うことの

一つ一つの重さが

測る”はかり”を替えてしまうと

全く違って見える。

あの日以来

「あのトラックの上」という”はかり”で

あらゆることを測り直すようになった。

なってしまった。

そうすると

想像以上に余計なものが多いことに気づき

本当に自分がしたいこと

本当にすべきことへの方向が

まさに霧が晴れていくように

見えるようになってきた。

霧が晴れてみると

毒蛇だと思っていたのは 木の根っこで

悪霊だと思っていたのは そよぐ木立で

密林だと思っていたのは 痩せた林で

”苦しみ”や”試練”だと思っていたものは

なんだったんだろう?

 

いわゆる”人生のもろもろの問題”は

どうでもいいことだったんだ。

本当は。

本当に。

本当に

どうでもいいことばっかりだったんだ。

どうでもいい。

本当に、どうでもいい。

”はかり”にかけ直す

このブログを読んで

私の経験を”臨場感”とともにシェアした皆さんは

「トラックの屋根の上」

という”はかり”を手にしたことになる。

見えるもの

感じること

考えること

信じていること

全て”はかり”にかけ直してみれば

さて今日の日がどう見えるのだろう。

放り出しても死なない!

どうでもいいことをじゃあどうしたらいいか。

どうでもいいとわかっていても

いままで手をつけちゃってたもんだから…

ここはちょっと難しい。

 

いろんなことが本当にどうでもいいと思えれば…

 

放り出す!

放り出しても死なない!

 

そりゃそうだ。

 

心からどうでもいいと思えなくても

”どうでもいいっぽい”と思うのなら

試しに

試しにでいいから

放り出してみる。

そしてそれが自分にとって重要かどうか

試してみる価値はある。

試しに。

あくまで”試しに”でいい。

 

どうでもいいことを放り出す。

放り出す。

 放り出す。

 

なんて気持ちのいいことだろう。

 

Have a good day, and peace.

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