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Unlock yourself. 自分を”アンロック”せよ

津波から奇跡的に生還した”禅僧”の「自分をアンロック」するブログ。

「細胞の叫び」を聞け

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禅や仏教はどう役に立ったか

知人の紹介で

アメリカのお寺

どちらかと言えば修行センターみたいなところに行って

津波に遭った話をした。

このブログに書いたようなことを

言葉も文化も違うアメリカ人に話すことは

とても新鮮なチャレンジだった。

 

津波に遭ったこと

「死」に触れたこと

被災地でのボランティアのこと

宗教者としての生き様の変化

 

など

 

つたない英語で話したにも関わらず

涙を流して聞いてくれる人も少なくなかった。

話が終わったあと

黙ってハグしに来てくれる人もあった。

 

しかし

とても違和感のある質問が

何ヶ所かで尋ねられ

答えるのにずいぶん戸惑った。

 

それは

 

  「死」を目の前にして

   禅や仏教は”どう役に立った?”

 

というものだ。

どう役に立った?

その時に?

どう?

 

satoryoki.hatenablog.com

 現実の「死」を前に

震災前も、坐禅も自分なりにしたり

仏教書だって読んで学んでいた。

つもりだった。

ホスピスや心のケアのことも

それなりにしっかりと学ぼうとしてきた

それなりに経験も積んできた、と思う。

 

しかしどうだろう。

 

震災に遭い

津波に遭い

「死」に頬を撫でられた

 

  怖かった

  恐ろしかった

  死にたくなかった

 

それだけだった

 

現実の「死」を前に

自分の中にあったはずの

「禅」や「仏教」は

 

どうだろう

何の役にもたっていなかった。

 

もしくは

役に立つ物なのだろうか?

 

satoryoki.hatenablog.com

 細胞が、叫んだ

結論から言えば

「死にたくない」

それだけだった。

 

どんな手を使っても

どんな少ないチャンスでも

生き延びてやる

生きなきゃダメだ

死にたくない

 

まだ死にたくないんだ!

 

それだけだった

 

本当にそれだけを

恐ろしさに震えながら

自分を奮い立たせて

それだけを思っていた。

 

いや

”全身の細胞”が

そう叫んでいた。

 

 

その”細胞の叫び”は

今でも

そこにある。

 

時折

どうしようもない焦燥感と

生きていることへの愛おしさに

また全身の細胞が疼きだす。

 

死にたくない

生きたい

 

それ以外なにがあるだろう?

 

satoryoki.hatenablog.com

学ぶしかなくなってしまう時がくる

 仏教を学ぶ

 瞑想を学ぶ

 生きるヒント

 愛に生きる

 思いやり

 感謝

 …する方法

 …のコツ

 …の極意

 

そういうものが溢れている。

コンビニにさえ並んでいて

コインひとつで手に入る。

 

でもそれが「できるかどうか」

正直言って

ほんとうのところ

できないだろう。

 

はずかしながら

私にはできなかった。

 

 禅や仏教が役に立ったのか

 

役に立たなかったのは

ほんとうの意味で

学んではいなかったからなのだ。

 

”細胞が叫ぶ前の学び”は

学びではなかった。

 

本当に学べるかどうか。

それは

 

”細胞が叫ぶ”かどうか

 

細胞の叫びに自分が突き動かされ

アンロックされ

”学ぶしかなくなってしまう時が来る”。

 

それがほんとうのスタートだ。

 

satoryoki.hatenablog.com

 

 カギは、不安や苛立ちの「核」

誰しもが

生きることに対して

輪郭のはっきりしない

でも確かに質量のある

そんな不安や苛立ち

 

そこがアンロックの”カギ”なのだ。

 

その輪郭は

やはりなにかしらの”体験”を通して

彫り出していくしかない。

 

体験しまくり

体感しまくり

アタマではなく

理屈でもなく

知識でもセオリーでもなく

 

 

その

自分の”不安や苛立ちの「核」”に触れた時

 

初めて細胞が叫ぶ。

アンロックする。

 

喜びなのか

驚きなのか

悲しみなのか

怒りなのか

 

それら全部が言葉になる前の

”叫び”なのだ。

 

あらゆることを学ぶ前に

”細胞の叫び”を

聞くしかない。

 

”細胞の叫び”が

アンロックの”カギ”なのだ。

 

その叫びを聞いてから

そこからがほんとうの学びなのだ。

 

コンビニに行くのは

ほんとうは

それからなのだ。

 

Unlock your SELF.

Unlock your LIFE.

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