Unlock yourself. 自分を”アンロック”せよ

津波から奇跡的に生還した”禅僧”の「自分をアンロック」するブログ。

ほんとうのあなたは「自由」を求めて叫んでいる 1/2

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にがにがしい夏の日

縁あっていわゆる”被災地”のNPOに関わっている。

NPO法人「浜わらす」というところ。

津波でとの関係が変わってしまった東北の沿岸部。

もういちど海で楽しく遊ぼう!

そして海のある豊かな暮らしを愉しんでいこう!

そんな活動。

 

実際は、安全を充分に確保したうえで

「子どもたち(小学生)を海で遊ばせる」こと。

これが今、とても難しい状況なのだ。

 

海岸線はほとんど破壊され

護岸や防潮堤の工事が至る所でおこなわれている。

子どもたちと大人たちが

津波の恐怖のあまり

海との関係をなかなか取り戻せずにいる。

決定的なのが

子どもたちが海で遊ばない

遊べないこと

そして大人たちも

海で遊ばせられない。

 

そこを「遊ぶ」ということから

なんとかしていこうと頑張っている。

 

まあ。それはともかく。。。

 

その、「はまわらす」でのある夏の思い出。

それも、苦々しいやつ。

 

痛恨のアンロック。

 

satoryoki.hatenablog.com

裏切りの閃光

我々は安全の確認を第一に

そしてなにより「楽しい」「いかだレース」の

プログラムを手がけていた。

順調にプログラムは進み、子どもたちはもとより

大人たちもそのドタバタのいかだレースに

歓声を上げた。

プログラムは成功だった。

 

だが…

 

メインのいかだレースが終わり

ちょっと時間があいた。

すると子どもたちは、スタッフに駆け寄り

 

まさかの

 

裏切りに似た

 

こんな言葉を放った。

 

 

  あとは自由に遊んでいい?!

 

  やったーー!!

 

おいおいおい…

 

今まであんなに楽しく遊んでたのは、結局

「やらされ仕事」だったのか…

 

自由に遊んでいる子どもたちの顔。

 

まったくもって

残酷なほど

嫉妬を覚えるほど

もうそれが未来そのものだというほど

 

キラキラはじけ笑っていた。

 

嗚呼、そうなのか…

 

わかったわ…

 

 そうだよね

 

 

自由が、いいよな。

 

 

痛恨の、アンロック。

 

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どっかのダサいオッサン

結局、おとなが用意したプログラムなんて

いらなかったんだ!

 

いかだレースがつまらなかったわけではない。

ただ

あの子らが本当に求めていたのは

 

大人の用意した「楽しさ」よりも

 

 

自由なのだ!

 

そりゃそうだ。

自分だったら

”どっかのオッサン”に用意された

”海の楽しいプログラム”だかなんだか

やりますかって???

 

やんねーよ!

 

「楽しいことを”させてあげよう”」という時点で

すでに楽しくなさそうな

妙なことになってたんだ。

 

「心のケア」と

同じじゃないか。

 

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 自由さえあれば、あとは勝手にやるから

我々は

来年度の計画を大きく変えた。

 

子どもたちが、自分たちでなにが楽しいかを

感じ、考え、楽しむ。

 

用意するのは

 

「自由」

 

それだけでいい。

そういうことにした。

※安全確保はきっちりやります

 

だよね。

 

「自由」

 

だよな。

 

あとは勝手にやるよ。

 

やれるのよ。

 

わかってるつもりで

ダサいオッサンたち、見失ってたわ。

 

まてよ

 

自分自身はどうなんだ?

 

自分自身は 「自由」 なのか?

 

相当ヤバいぞ…      (続く)

 

 

Unlock yourself.

Unlock your life.

 

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