Unlock yourself. 自分を”アンロック”せよ

津波から奇跡的に生還した”禅僧”の「自分をアンロック」するブログ。

「謝る」こと。ひとが求めているのは結果より「正直さ」なのだ

f:id:satoryoki:20160110211541j:plainお寺で新年会

今日はうちの寺の新年会だった。

毎年、新春祈祷会の後に開いているが、これが地域恒例の正月行事となっていて結構盛り上がる。

それにしても高齢化の影響は大きく、参加者が年々減っていたんだけれど、何故か今年は過去最高の参加者を更新したようだ。なぜだろう?

もすかして、人との繋がりがやはり「安心」だったり「心地いい」だったり、男順に「愉しい」ということを少し多くの人が認めて求めてきているのかもしれない。新年会なんて・・・なんて冷めててもつまらなくなったのかもしれない。

 

謝っちゃうとラクになる

新年会の手伝いに帰ってきた妹二人と台所で話した。この歳になると妹ってのは妙に話しやすくていいものだ。その妹たちと「謝る」ことについて話した。「謝る」。若い時はずいぶん難しかったような気がする。

 

とにかく、ミスをすることはある。

 

だれだって。

 

でもその後が問題

でも答えは簡単。

 

「すみません!完全にこっちのミスです!」

 

こう言っちゃえばすごく楽。

 

たとえばなにか”事件”が起きたとして

責任の所在が五分五分だったとしても

もう自分の分は謝っちゃえと思って謝っちゃうと

むしろ相手が恐縮して「いえ、こちらも…」となることが多い。

 

逆に、私は悪くない”てい”で押すと、相手はむしろ

「いーやそっちが悪いだろう!?」といきり立ってしまう。

 

結局そういうことなんだ。

この際、「正しい」「正しくない」はおいといて

”ラク”に終っちゃえばいいのだ。

 

謝ったほうが負け、なんてのも

 

”どこかの誰かの”でっち上げではないのかな。

 

satoryoki.hatenablog.com

 

ひとが求めているのは「正直さ」

 

  「謝って」しまえば意外とみんなってやさしいのよね。

  自分が考えているよりすっと受け入れてくれるんだよね

 

妹がそう言った。

 

そうだよね。

 

ひとって思ったよりやさしい。

 

ひとが求めているものって

正しさや決着のしかたみたいな”結果”ではなく

ほんとうはお互いの「正直さ」なのだ。

 

「謝る」ってことはその「正直さ」の表現。

 

勝ちでも負けでもない。

 

「正直さ」が、世界という不思議なピタゴラそうちを

 

いい感じに動かしてくれる。

 

バカ正直、とはちょっと違うけど

 

バカな正直者で、いいじゃない。

 

信じなくていいです。

 

ちょっと、そのセンでいってみます。

 

Unlock yourself.  Unlock your life.

・・・・・・・・・

佐藤良規

Sato Ryoki

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