ひとつのイノチを生きていることを確かめるために、僕らはあがいている・1
なぜ、それが楽しいのか
今回の旅は、ほんとうに楽しかったです。
たくさんの出会いがあって、多くの人が東北から私たちが来たことを喜んでくれました。一方で、主催してくれたナデシコクラブの皆さんの笑顔が素晴らしかった。そしてなにより、私たちが皆さんの思いを受け取って本当にハッピーでした。
私たちはもっと「なぜ楽しいか」を不思議に思うほうがいいようだ。自分がなぜ楽しいか。何をすれば結果的に楽しいか。それがわかればしめたもの。科学的、とは言わなくたって、わかってて「楽しいこと」をすればいい。
仮の目的、そして本当に起こること
私は、私が何をすれば楽しいかほぼわかってきたように思います。
これが楽しいんじゃないか、と思うことを「やってみる、という検証」をすることも楽しい。楽しさを「獲得する」のではなく、「楽しんでやってしまっている」。これは釣りに例えれば、「釣り」はほんとうは「魚をつかまえる」ことが目的なはずなんですけど、釣り人はこういうでしょう。「釣りを”していること”が楽しい」。旅だってそうかもしれない。たびにでて「どこで何を見る」「何かをする」のが目的のように思うけれど、じつは「旅をしていること」が楽しいのです。
途中も、最後も、その後も
私は、「誰かが喜ぶ」のがほんとうに楽しい。
カッコつけんなよ!と思うかもしれないけれど本当だからしょうがない。ボランティアを続けていられるのも、「誰かが喜ぶ」からなんです。私は、”自分のために生きる”という目的を設定するとどうもツマラナイ。でも「誰かが喜ぶ」ことを目的に設定すると、それを創意工夫試行錯誤七転八倒することが現在進行形で「楽しい」のです。そして最後に、「誰かが喜ぶ」ことが起きてしまえばそれはほんとうに最高です。途中も楽しい。最後も楽しい。その後も楽しい余韻が自分を動かす。
このしくみのしくみ
この「しくみ」はいろいろなパターンに当てはめることが出来ます。
友情、思いやり、助け合い、sexでさえ。
その「しくみ」の本当の「しくみ」は…
(2へ続く)
Unlock yourself.
Unlock your life.