読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Unlock yourself. 自分を”アンロック”せよ

津波から奇跡的に生還した”禅僧”の「自分をアンロック」するブログ。

真っ黄色でプルプルの、「かまぼこカレー」が最も美味しい理由

今、生きてるという奇跡 ハピネス

f:id:satoryoki:20160823025609j:plain

役得

私たち坊さんの「役得」の一つに

「お別れの言葉」を聞くこと、がある。

 

形式張ったものが多い弔辞に比べ

主に遺族の若い世代、

故人の孫やひ孫が読むケースが多い、この

「お別れの言葉」。

 

若い人が書いて読むからこその

不器用でたどたどしく

そして「真実」が、響いてくる。

 

だからこそこの「お別れの言葉」は

葬儀のハイライトと言っていいほど

多くの人の胸を打ち

大げさに言えば

故人のイノチを生きている我々に引き継ぐための

厳粛な「儀式そのもの」であり

その言葉は、時にとても強い言霊を宿している。

 

我々坊さんは、葬儀の数だけ

その厳粛な儀式と

”イノチ”の手触りのあるメッセージ

言霊の響きを

何度も何度も、聞かせてもらっている。

 

ありがたい、ことなのです。

 

真っ黄色でプルプルのカレー

(ある葬儀の「お別れの言葉」を

 本人の承諾の上で多少割愛、脚色して

 紹介させてもらいます。)

 

 ”ぼくは、ばあちゃんの作ってくれた

 真っ黄色でプルプルのカレーが大好きだった。

 

 肉が嫌いなばあちゃんが、

 かわりに”かまぼこ”を入れた

 ルウなど使わず、カレー粉と片栗粉で作る

 真っ黄色でプルプルのカレー。

 

 両親が共働きだった僕は

 ばあちゃんに育ててもらった。

 

 ばあちゃんのカレーが好きな僕は

 いつもばあちゃんにあの真っ黄色でプルプルの

 かまぼこカレーを作ってとせがんだ。

 

 大人になって

 美味しいカレー屋に行くことが出来るようになっても

 僕はばあちゃんのカレーが食べたいだけで

 田舎に帰ってきては

 ばあちゃんにカレーをせがんで作ってもらった。

 

 いまでも

 どんなに高価なレストランのどんなカレーより

 ばあちゃんのカレーが一番美味しい。

 

 ばあちゃん

 僕を育ててくれてありがとう。

 

 ばあちゃん

 また、あのカレーが食べたいよ。”

 

Unlock yourself.

Unlock your life.

f:id:satoryoki:20160823025548j:plain