Unlock yourself. 自分を”アンロック”せよ

津波から奇跡的に生還した”禅僧”の「自分をアンロック」するブログ。

心のケア

葬式坊主よ、生死を語れ

マインドフルネスの攻勢 それにしてもマインドフルネスの隆盛には 目を見張る物がある。 本もたくさん出版されてるし 雑誌をざっと見てみると… 日経ウーマン ニューズウィーク 訪問看護と介護 ケアマネージャー ターザン アンアン ダイヤモンド 日経おとなの…

生命のともしびは、風とともに(2)

ともしびは風とともに 寝たきりになって以来、ほとんど会話らしい会話もしない祖父。呼びかけると頷いてコミュニケーションはできる。痛みもあるはず、コミュニケーションもできる。なのにまるで積極的に生きるのをやめたかのような祖父。落ち着かず、何もで…

10年後の緩和ケアの現在地

戦友との再会 今日、ある知人の御見舞にC病院を訪ねた。そのついでに、およそ10年前に岩手に初めての「緩和ケア」(いわゆるホスピスケア)を持ち込んだ立役者の一人のH医師に、多分8年ぶりに遭うことが出来た。当寺岩手県にはホスピス、緩和ケアともに存…

ほんとうの「こども食堂」とは?

ぼうけん遊び寺! 今年の活動の柱にしているのが、 この「ぼうけん遊び寺」だ。 「冒険遊び場」を、寺で行うから 「ぼうけん遊び寺」。 安直だけど、結構気に入ってる! 今年はまだまだ実験段階で 年に4〜5回のイベント的な開催だけど 将来は、子どもたちが…

大分・善隆寺法話と熊本訪問②

一年前の今日 今回善隆寺さんに呼ばれたのは 熊本地震から一周忌法要というご縁で 私と、東北の経験してきたことを話してほしいということだった。 法要がおわり 友人の自覚大道さんに車を出してもらい 大分から熊本へ向かった。 一年前、熊本地震が起こった…

もっと、立ち止まってもいい。

彼岸明けの彼岸参り 今週はお彼岸の分の檀家参りをしています。 家々を巡って仏壇にお参りさせて頂き 少しお茶を御馳走になって、世間話を楽しみます。 普段、仏事でお会いするのは主に男性陣ですが 世界を牛耳っているのはもちろん女性(笑) うちの地域に”…

いい大人が。

いい大人が 「私、”佐藤道子(仮名)”って言う人間が、 本当は何をしたいのか、初めて向き合っています…」 先日、ある昼食会に参加したとき その50代の(と思わしき)女性が、そう言った。 他の「大人」が ”それなりに””それなりの事を”話す中で 彼女はひ…

臨床宗教師が、必要だ。

被災地でのお坊さんの評価は… 先日、お子さんを津波でなくした父母の会に参加した時のこと。私も縁あってこの会に関わるようになり、はや5年目になります。しかしまだまだこの会に参加する日は緊張するし、終わったあとも反省しきりです。 この会を開催した…

高齢者を「年寄り扱い」しないぞウチは

お寺マルシェとヨガフェス うちのお寺で、「おてらマルシェ」なるものを開催しました。これは友だちの「若い子たち」を実行委員会とした企画で、前からやってみたいと思っていたものでした。本堂では「ヨガフェス」と称して1時間毎に違ったヨガの体験レッス…

あなたを「許す必要もない」

個人的に2016年度初めます 前回の記事で、勝手に本年度を終了しましたので、今回からは晴れて新年度扱いとなります。そう考えると、私たちは”12月”とか”師走”とか”3月じめ”とか、自分たちで都合のいいように暦の区切りをつけ、自分たちで忙しがったり苦しが…

徹底的に”当たり前”であること

”宗教者としての”苦悩 前回の記事に書いたように ”お茶っこサロン”という 避難所を始め仮設住宅も訪問し ”友人が顔出してお茶を飲む”という いわゆるボランティア活動をしていた。 satoryoki.hatenablog.com 東北はわりと宗教者(坊さん)への信頼は篤く感じ…