Unlock yourself. 自分を”アンロック”せよ

津波から奇跡的に生還した”禅僧”の「自分をアンロック」するブログ。

2015-01-01から1年間の記事一覧

オフラインで、会いましょう

行動すれば、人生が変わるという実験 いくつかの偶然めいた出来事が重なってこのブログを書き始めた。その中のひとつの出来事である、ある著者が本の中で語っていたとおり、「情報発信すれば人生が変わる」ということを実際に体験した。情報発信だろうがなん…

ほんとうのあなたは「自由」を求めて叫んでいる 2/2

前回の投稿からの続き。 satoryoki.hatenablog.com ハチャメチャに、遊べる? 子どもたちの自由は、本当に自由だ。大人の理屈から言えば「危ない」とか「汚れる」とか「時間がない」とかなんとか言いたくなるようなことばかりするが、本質的に、自由なのだと…

ほんとうのあなたは「自由」を求めて叫んでいる 1/2

にがにがしい夏の日 縁あっていわゆる”被災地”のNPOに関わっている。 NPO法人「浜わらす」というところ。 津波でとの関係が変わってしまった東北の沿岸部。 もういちど海で楽しく遊ぼう! そして海のある豊かな暮らしを愉しんでいこう! そんな活動。 実際は…

東北弁で言う、「究極の心のケア」2

言葉の風味が違う 前回投稿した「いですける」という言葉は 標準的日本語で”意味だけをなぞって”言えば 「いてあげる」となるのですが 「いてあげる」は、「居て」「あげる」であって 「いですける」は、「居て」「助ける」なのだ。 ニュアンスというか、フ…

東北弁で言う、「究極の心のケア」1

トライリンガルの悩み 私は言わばトライリンガル。東北弁(北部伊達藩弁?いわゆるズーズー弁)、標準的日本語、そして拙い英語。多くの地方出身者がそうであるように、ローカルな日本語である東北弁と同時に”標準的日本語”を習得している。それから英語の学…

あなたを「許す必要もない」

個人的に2016年度初めます 前回の記事で、勝手に本年度を終了しましたので、今回からは晴れて新年度扱いとなります。そう考えると、私たちは”12月”とか”師走”とか”3月じめ”とか、自分たちで都合のいいように暦の区切りをつけ、自分たちで忙しがったり苦しが…

本年度の営業は終了致しました。

何かをしようとし続けている うちの母親を見ていると、時々本当に嫌になる。それは母親が悪いのではなく、母親のふるまいに自分を見るからだ。母はいつも何かをしていなければ気が済まない。泳ぐのをやめると死んでしまう魚のように、いつも何かをしようとし…

あなたが起こした「奇跡」は信じるに値する

希望を語るシンポジウムのはずが 今年の3月 あるシンポジウムにパネリストとして参加した。 3月ということは 震災に関するものだった。 タイトルが 「光に向かって」 震災直後から献身的に 市民と心ひとつに活動してこられた団体の方に 活動の経緯と未来へ…

最高の賞&W受賞、おめでとう!

最高の賞! 以前の投稿でも名前をお借りした メジャーリーガーのムネリンこと 川崎宗則選手。 今季、メジャーリーグ連盟(MLB)より ある「最高の賞」を受賞したとのこと。 おめでとうございます! 野球のことは知りませんが 彼のファンとしてすごく嬉しい「…

「細胞の叫び」を聞け

禅や仏教はどう役に立ったか 知人の紹介で アメリカのお寺 どちらかと言えば修行センターみたいなところに行って 津波に遭った話をした。 このブログに書いたようなことを 言葉も文化も違うアメリカ人に話すことは とても新鮮なチャレンジだった。 津波に遭…

サンバ、始めます

サンバを始めたい 先日来、ずっと考えていることがある。 サンバを始めたい(笑) ブラジル人が何気ない日常の中で 音楽に合わせてステップを踏んでる映像が 素晴らしく「アンロック」だった! ステップと 音楽と リズムと 日常が なんの矛盾も遠慮もなく ひ…

"さとり"という言葉の「ちょっと手前」

成道会。 お釈迦様が悟られた、その日。 その日にちなんでというわけではなけれど 私の ”さとり” の「ちょっと手前」のお話。 13年前の1月7日、雪のふる朝。 父が、心筋梗塞で ほんとうにぱったり、と逝ってしまった。 他界した父を乗せて霊柩車で火葬場に向…

摩文仁の丘の惨めな旅人

私が海外を放浪するきっかけになったのは 沖縄に行ったこと、でした。 The Boomの島唄で、今まで知らなかった 「沖縄」というものに強く惹かれ ご縁に導かれて沖縄を訪れた。 戦争と、平和。 考える機会はたくさんあるけれど やはりそれは出会った「人」を通…

「本音しか意味がない」、そうじゃないか。

痛み止めで、傷は治らない癒やし なんて言葉が流行ったが今どこへ行ったんだろう。癒やしよりそう絆つながり愛優しさいたわり慈悲感謝確かに、"なんか、いい。"なんかいいけど結局 "なんでもない" ともいえる。こういう言葉が必要な時期はあった。地球が、大…

「感謝」などせず、むしろ「人の世話になってしまえ」

「感謝」は「する」もんじゃない 「感謝」「人生」 などと検索すると ”名言”や”生きるヒント”的なものが それはそれはたくさん出てくる。 私は、真逆です。 「感謝」など、するもんじゃない。 そう思っている。 「感謝する」というコトバ。 本当に、そうだろ…

あなたが抱きしめてくれたから、私は坊さんになった

私を坊さんにした「ある出来事」 私は寺に生まれて育ったが 「寺を継ぎたくなかった」し、 「坊さん」にもなりたくなかった。 単純に 寺の息子が坊さんになり 寺を継ぐ、という 他人に決められた人生を生きる気になれなかった。 しかし 後日、結果的に坊さん…

「縁起者」になることを恐れるな

出会いが現実を変えていく おはようございます。 ハワイから戻って仲間たちとの振り返りもし いよいよ私達の「次のステージ」が 動き出した感じがする。 人、です。 結局、 現実を動かしていくのは「人」。 「人」に出会って出会って 思いを伝えていくことで…

「今経験してること」が人生のすべて

テレビを消して、空を飛ぶ いわゆる東北復興のプロジェクトのために ハワイに行ってきた。 東北物産展をホノルルでやろう! という企画。 書ききれないほどの事を感じ 考えさせられた。 これから少しずつでも書いていきたいと思う。 共同企画は、在ハワイの…

「名前」とは使い古した「罠」だ

私たちは友だちなのだ 先日、「友人Tさん」の属するイスラム協会の行事に 「友人」として招かれて参加した。 彼らは「平和」の復興のために尽力することを掲げ 日本でも阪神淡路・中部・東日本大震災と 継続的に支援活動を続けている。 私は Tさんの友人とし…

「いい人」になれって誰が言った

痛恨の褒め言葉 最近、「雰囲気が穏やかですね」と 二人ぐらいに言われた。 そうかなぁ。 え?! このオレが? 大学生の時、檀家さんの酔っぱらいおじさんに 「坊さんは、もっと優しい目でなきゃダメだ」 と言われたこのオレが? 正直、ちょっと嬉しい。 同…

友だちになろう、話はそれからだ。

「私」と「あなた」 うちの近所のあるお坊さんは 「坊さんは”プロフェッショナル”であるからして 葬儀で泣いてはダメである」 と仰っている。 ごもっとも、っぽい。 ですが お言葉ですが、無理です。 うちの寺は檀家も少なく ”会ったことのない人なんてひと…

人はなぜ「わからない」と言えないのか?

インド門はどこだ インドはほんとうにわからない国だ。 インドのことを語ると長いので 今回は短い話。 ニューデリーというインドの首都。 なんとなく、あてもなく 「インド門」という観光地を目指して歩いていた。 歩いても歩いてもなかなかたどり着かない。…

トリコロールにしてはいけないのか?

どうでもいい、ほんとうに。 パリのテロ以来 ネット上にも「トリコロールカラー」が 溢れている。 そして早速始まっている。 FBで見かける、例のやつだ。 「プロフ写真をトリコロールにしてはいけないのか?」 Yes/No ? さぁ、皆さんお立ち会い。 あんたはど…

テレビを消して、空を飛べ

沖縄旅行が当たる The Boom の「島唄」に魅せられて 沖縄に行きたい!と思っていた大学2年の夏。 クラスの友人が”パルコ”のくじ引きで 「沖縄旅行2名様ご招待」を当てた。 運命のいたずらで、その”1人枠”が 私に回ってきた。 二つ返事で行くことにし 男の…

名も無きひとつの生命体

私が旅に出る理由 初めて訪れる国の 初めて降り立つ瞬間が たまらなく好きだ。 その瞬間のために 旅に出るようなものかもしれない。 できればなるべく日常とかけ離れた できればなるべく英語が通じず できればアルファベットを使わない言語圏で できれば文化…

風がふくと”桶屋”は儲かるのか?

風がふくと桶屋が儲かる ミャンマーの選挙が世間を賑わしている。 また、友人が今ミャンマーを訪れていたりして なにかとミャンマーが話題にのぼるので ”風がふくと桶屋が儲かる”というような ひとつの不思議な物語を思い出した。 ちなみに、科学の分野では”…

話せる! 「アンロック」英会話3つのコツ!

アンロック英会話(効果は保証しません) 海外を旅してた、というと 必ず聞かれるのが 「英語で喋れるんですか?」 私は決まってこう答えます。 私は英語で”喋ります”。 ”喋ります” であって 決して ”喋れます” ではありません。 I can speak English. では…

臨床宗教師は必要か?

私には要らない 友人から「臨床宗教師」の集まりへの招待が届いた。 最近良く聞くこの名前。「臨床宗教師」。 なんかいい名前。なんか、いい。 宗教者が「こころ」に寄り添ってくれそうな響き。 結論から言えば 私がこの「肩書」が欲しいかといえば 「私には…

「問い」という罠をぬけだして

なぜ助かったのか 私たちは悩む。 人生の諸問題を自分に「問い」、 その問いに悩む。 津波に遭って、助かった。 なぜかわからないが、助かった。 それについても自分は「問い」を立てて悩んだ。 「なぜ助かったのか。」 と。 satoryoki.hatenablog.com 繰り…

すべての言葉を疑うしかない

わかったようでわからない言葉 震災以降、多くの人がボランティアとして被災地に関わり 「ボランティア」や「支援者と被災者」というくくりに 違和感を感じていた。 それはやはり当事者になることで 「ボランティア」や「支援者と被災者」という 世間で無造…