Unlock yourself. 自分を”アンロック”せよ

津波から奇跡的に生還した”禅僧”の「自分をアンロック」するブログ。

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

アタリマエのことが、ちゃんと起きてる不思議

それは”訪れつつある” 今年はずいぶん梅が咲くのが早い。暖冬というのは本当だったんだろう。春彼岸の檀家参りをしていると、梅の木の場所によって咲き方に随分差があるのがわかる。日当たりの良い所はやはり早く咲き、日陰がちな木はまだ固くつぼみを閉じて…

”いのち”は巡り行きたがっている

釜石高校のセンバツ たくさんのメディアで語られていることだろうけれど、釜石高校のセンバツ出場には胸がアツくなった。岩手の、沿岸の高校というだけでも嬉しいのに、僕と釜石高校には別の”いのちのつながり”が、ある。 母さんがまだ行方不明のピッチャー…

私は、日本人ではなかった

パールハーバー ハワイでお世話になったSさんに案内されて、終にと言うかとうとうと言うか、パールハーバーへ行ってきた。19歳で初めて沖縄に行き、「ひめゆりの塔」で相当なショックを受けた私は、「戦争」というキーワードを無意識の引出しにしまい込み、…

「と、思う」を出て、青空のビーチドライブへ

なぜハワイで暮らすのか 世の中には二種類の人がいるという仮説を考えてみる。 一方は「と、思う」ひと。もう一方は「〜と、思うから、〜を、やってみよう」と進む人。前者は、実は私たちほとんどがいつも無意識にしているパターン。後者は、どちらかって言…

ひとつのイノチを生きていることを確かめるために、僕らはあがいている・2

シークレット 楽園最後の夕べは、お世話になった知人ご夫婦と一緒に、”シークレット”サンセットスポットでのピクニックディナーとなりました。東北産お米の”おにぎり”と、”ハワイで一番うまいハンバーガー”、そして安楽寺天満宮御神酒の梅ワインが使い込まれ…

ひとつのイノチを生きていることを確かめるために、僕らはあがいている・1

なぜ、それが楽しいのか 今回の旅は、ほんとうに楽しかったです。 たくさんの出会いがあって、多くの人が東北から私たちが来たことを喜んでくれました。一方で、主催してくれたナデシコクラブの皆さんの笑顔が素晴らしかった。そしてなにより、私たちが皆さ…

ハッピーであることがハッピーなのだ。

そんなはずないんだから 3月は東北にとってツライ月。世の中が一斉に「あの日を思い出せ!」と騒ぎ立てる。その日、東北にいないことが「罪悪」に感じるほど、それはそうなんです。私は個人的に「津波体験者」であるけれど「被災者」とは名乗りにくい。だけ…

「だって来てくださったんだもの。」佐藤初女さんの思い出。

Soft front, strong back. 10年以上も前になります。佐藤初女さんの出演する「地球交響曲第2番」の上映会を「世嬉の一酒造」さんを会場に何人かの有志で行いました。その上映会に初女さん本人にも来て頂き、交流させていただく機会を持つことが出来ました。 …

臨床宗教師が、必要だ。

被災地でのお坊さんの評価は… 先日、お子さんを津波でなくした父母の会に参加した時のこと。私も縁あってこの会に関わるようになり、はや5年目になります。しかしまだまだこの会に参加する日は緊張するし、終わったあとも反省しきりです。 この会を開催した…

「生きて、帰ってきて。」「うん。」

日常は人の世の夢 この会話は、ある夫婦の太平洋戦争へ出征する朝の会話ではありません。 私と、私の妻の今朝の会話です。 私は今日から数日出張に出ます。出張ですから誰にでもある日常的なことです。ですが、です。私は2011年の「あの日」の朝、こんな会話…

高齢者を「年寄り扱い」しないぞウチは

お寺マルシェとヨガフェス うちのお寺で、「おてらマルシェ」なるものを開催しました。これは友だちの「若い子たち」を実行委員会とした企画で、前からやってみたいと思っていたものでした。本堂では「ヨガフェス」と称して1時間毎に違ったヨガの体験レッス…

「親孝行」は、ヤメちゃっても大丈夫だよ!

*前々回の投稿が消滅してしまったのでキャッシュから復刻しました。内容は前々回と同じです。 タイトルだけちょっとポップにしました。 禊を終えた爽快感 先日の自分の「親の縛り」からのアンロックに、本当に開放された気がして何も書く気になれませんでし…

親不孝こそ、知られざる親の本望

親と子の因果 思った以上に前回の投稿には反応がありました。多くの人にとって「親と子の因果」は気づいていてもいなくても大きなテーマなのです。コトバが不十分で誤解や誤読を招くかもしれないという不安が僅かにありましたが、そもそもコトバとは不十分な…